1.プロットを書き溜める
勝手に溜まってるんですよ、ええ。「ネタを出す」の気持ちがあんまり分からなくて……、むしろ描ききれないから誰か描いてくれ状態。
主に原作を見て、「こことここの間の話描きたいな~」「ここもうちょっと自分なりに描きたいな~」を描くことが多いです。今やってるウマ娘ならだいたいは史実読んでそこから使いたいとこを切り取って、レース等も含めて描いてます。短編ならイベストとか育成とか、グッズ展開とかからもネタが出ます。
2.申込をする
ネタがある状態の時しかイベント申込した記憶が無いので(無かった時もあるかもだけど最近は無いので……)、そんな感じで。
この時「知り合いが多そうなイベント」もしくは「買い物をしたいイベント」を選ぶことが多いです。そうすれば必然的にこちらの頒布数も増えることが多いです(やっぱり自分がそこまで魅力を感じないイベントだった場合、捌ける数がかなり減るので……)(この場合、買う楽しみもなく頒布物を手に取ってもらえる喜びもないので結構きついです。買う楽しみと頒布物を手に取ってもらえる率が少しでも上がる喜びのために関東遠征をしています)。
関東新刊を使い回して参加とかでも良いんですけど、やっぱイベント出るからにはペラでも新刊出したいな……!になるので……
申込数は多すぎるとパンクするので、年2~3回がちょうど良いなと思っています。4回以上は結構せわしない。出来れば2回が良い(個人の意見です)。
3.原稿作業
3-0.プロット選び
申込日から逆算して、出せる長さのプロットを選びます(上記申込もそれに合わせて申請する)。余裕あったら出したい長めのもの、余裕なかったらコンパクトなものを選んでいきます。いっぱいプロットを作っておくとここで臨機応変が出来て良いです。まあそんなこと考えてる訳じゃなく勝手にいっぱい出てくるだけなんですけど。
3-1.表紙
きちんと印刷所に出す予定の本は、表紙からやります。表紙が一番いくらでも時間がかかるとこですし、本の顔になるので出来るだけ良い感じの絵を置きたいところ。
先に描く都合上、本の内容がずれてきたら合わない表紙になりますが……、それはそれ!
ちなみに描く時配置とか考えてる訳ではないので特に出すことがありません……
タイトルもこの時決めています。ウマ本のタイトルはレース本の場合レースの日付にしてあるので、何も考えなくて良いので楽です。自分が英語よわよわなのでなるべく英語のタイトルは避けています(例外はあります)。10年前くらいはバンバン英語タイトルつけてたなあ……
表紙だけに限らないけど、デジタル絵は下書きを(場合によってはシャーペンそのまま線画を)アナログで、ペン入れ・色塗りをスキャンしてからやってます。物心ついたころから筆圧感知を切って描いていたので、アナログの方が線は描きやすくて……
3-2.ネーム
ここが一番ヤバイ。頭めっちゃ使って疲れる。の割に生産性が無い段階で辛い。
ネームやる時は1枚の紙に6p分くらい一度に描いて、類似のコマ割が続かないようにします。
あとなるべく左下は「めくり」のコマになるようにしたり、見開きで描くために細かいコマを追加したり、なんか色々します。最近はレースのページ数が増えてきた(レース中に回想が入るのも一因かも)。
3-3.下書き
ここが二番目にヤバイ。とにかくネームで無茶言ってきた自分を呪うターン。でもここでしっかり描き込めばペン入れが本当に何も考えないで出来るので頑張った方が良い。
基本的に同人誌はA5ですが、原稿用紙にA5原寸が無いのでB5で描きます。消しゴムかけたくないのでコピー用紙を使います。下書きした後にコマ割直したくなっても安い紙なら捨てやすいし。
細かいところだけど、資料見ないと描けないようなサブキャラや背景は後で一度に描くことが多いです。そっちのが資料引く時間が短縮できる。
あと描いてるうちにもっとネームより良いコマ割が出てくるのでページ数がバグるターン。現在新刊の54pの漫画を描いた時、残り期間を計算しても間に合わないから削った部分もあるのにこのページ数になったので二度見した。
アナログでやってるので机で描いたり寝そべって描いたり自由にやってる。
3-4.ペン入れ
ここは本当に作業。下書きをちゃんとやっておけば、そこまで修正することもなく描き込みに集中出来て良い。下書きで描いた紙を原稿用紙の裏に貼り、トレスしてとにかく描く。一部フキダシや集中線などはデジタルにぶちこんでからのが早いので空けておく。ちょっと修正したい時も(本当にちょっとなら修正液使うけど)大掛かりになりそうな場合はスキャンしてから直す。
でもどうペン入れするのが自分の絵は正しいか未だに分からない~~~太い方が良い?細い方が良い?困る。
単純作業なんだけど、アナログ作業でガラステーブルの上でしか出来ないので腰が悪くなる。悲しい。
基本的に110kgの紙とゼブラのGペン先でやってます。丸ペンは開くほど筆圧が無く、開くほど筆圧かけたらGペンより太くなっちゃうので最初の方でスタメン落ちしました。
ネーム~下書きは本当に動画見ても脳に入らないのでBGM聴くくらいになるけど、ペン入れ中は溜まったアニメ見たりとかの余裕が出来て助かります。
3-5.スキャン・写植・トーン貼り
ページ数多いとスキャンするだけでも結構1日作業とかになってしんどい。でもアナログでしか描けないからしゃーない(たぶんデジタルで描くとめちゃくちゃ時間かかるので)。クリスタに入力していきます。
基本的に見開きでページを作ります。トーン作りとページ切り替えの手間を1/2に出来てお得!!!
脱稿前は精神が終わってることが多いので、なるべくこのちょっとでも元気なうちにあとがき奥付を作ります。
写植は基本ストーリーエディタに一括で流します。基本のフォント・サイズで設定し、細かいフォントやサイズ変更はトーン貼りの段階でやっていきます。
トーン貼りはメインキャラを先にトーンセットを作りそれで済ませ、サブキャラ・背景などは随時適当なものを作っていきます。
もちろんトーンは貼りますが、この時一緒に上記写植の調整・線画の修正などもしていきます。コピペしてパーツ位置を変えたり描き直したり……
ここでコピペしたパーツだけが原稿上でずれて出力されてたことが一度ありました。悲しい。変な位置に口表示させちゃった。
特殊フキダシ(すごい集中線のやつとか実況のやつとか……)や集中線、平行線などもこの時に貼り付けます。
3-5-1.書き出し
完成したら一旦全ページをjpgで書き出します。これは後程サンプルで上げる時にも使いますが、ここで書き出したものでトーンの抜けを確認する意味もあります。
ここでトーンの抜けを必死に確認しても結局まだ抜けてるとか往々にしてある。悲しい。
3-6.入稿
トーン抜けなどが無いよう祈れ!!!!!(だいたいある)
4.イベント前準備
イベントまで余裕があったらコピー本やペーパーなどを錬成します。マゾなので。
プロットが沢山あるとここでも使い回せて便利~
あと知り合いが沢山いらっしゃいそうな時は差し入れ買ったり(好きなのでだいたいニコマドか月化粧の二択……)、髪切ったりします。
5.イベント
たのし~~~!!!!! いつも配置ディスプレイが同じような感じです。平積み。本が増えてもだいたい30分くらいで出来るかな……?
即売会中全然そこまで見る余裕無いと思うんですけど、元気だったら値札にキャラ絵つけたりしてます。かわいいから。