新時代の扉の元ネタとかそういうやつ改訂版

・ジャングルポケット

この映画の主人公。愛称はポッケ。
フリースタイル・レースから中央に移籍したウマ娘。フリースタイル・レースって何? 知らん・・・(一番最初に用語が出た時は障害レースのことかと思ったけど、ポッケは障害レースを走ってない)
元ネタは2001年のダービー・ジャパンカップを制し年度代表馬に選出されたジャングルポケット号。ウマ娘ではやんちゃな性格で描かれているが、実馬も結構人懐っこくやんちゃだったっぽい。
ジャングルポケットといえばまずダービーの嘶きが挙げられるため、(分かりづらいけど)ウマ娘でも声がでかい設定がある(135dBを叩き出す)。娘になる前から大声キャラとして擦られていた。
トニービン産駒は東京レース場にめっぽう強い(ウマ娘ではエアグルーヴが天皇賞・秋を、ウイニングチケットがダービーを勝利しており、そしてポッケ産駒のトーセンジョーダンは最近まで天皇賞・秋のレコードを保持していた)のだが、ポッケも例に漏れず東京では負け無しだった。
同名の漫才トリオはこの馬から名前を拝借した。「東京で活躍するってことですね!」とインタビュアーに解釈されたが、別にそんなことはなくめちゃくちゃジャンポケが好きだっただけらしい。このうちの斉藤さんは映画にも出演しているし、トリオで宣伝にも呼ばれている。


・アグネスタキオン

01年の皐月賞勝者。4戦4勝、レコードも取っていたが、突如引退宣言を発表する。
史実ではサンデーサイレンス産駒の宿命による脚部不安が強く、勝った皐月賞ですら「パワーを出し切れていなかった」と言われており、大事を取りそこから引退となる。
1歳上の全兄(競馬では父が同じ馬はいくらでも居るため(こちらは産駒と呼ばれている)、基本的に母が同じ馬を半兄と呼ぶ。母が同じで父も同じ場合に全兄となる)にダービーを勝ったアグネスフライトが居た。その兄よりさらに良い馬と関係者は語り、この時点でタキオンの強さは確信的なものとなっていたのだが……。
この映画のヒロイン。これはマジ。


・フジキセキ

幻の三冠馬。タキオンと同じようにサンデーサイレンス産駒の宿命、脚部不安により弥生賞で引退した95年クラシックを走る予定だった馬。ポッケが尊敬している。勝負服がすごいってめっちゃ言われる。
馬主・調教師・厩務員・主戦騎手が全て同じなので「ジャングルポケットはフジキセキ産駒」と揶揄されることがたまにある(父はトニービン)。トレーナーの名前からして、この二頭を担当した調教師を元ネタとしたのがタナベさんだと思う(ウマ娘に於いて「トレーナー」は、調教師だったり、鞍上だったり、馬主だったり、なんかとにかく特徴的な関係者がモデルになっていることがたまにある)。調教師にとっても三冠レースに出走すら出来なかったフジキセキの無念からも、ダービーを勝つのは悲願であった。
作中でもフジ先輩を担当してからしばらく担当してなかったのに……みたいな話が挙がっていたけど、史実的にもそうだったはず。
netkeibaさんにて記事も上がってるよ!


・マンハッタンカフェ/ダンツフレーム

同期。マンハッタンカフェは菊花賞を勝利。ダンツフレームはポッケと共に三冠レース全てに出走した。ポッケと同期のタキオン・ダンツ・カフェは皆同じクラス(カフェは描写が映画には無いが、アプリ版ではそうなってる)。
この映画では二人はあまり触れられないので、以下は知りたい人だけ読んでください。

 マンハッタンカフェもタキオンと同じくサンデーサイレンス産駒で、「すごくサンデーサイレンスに似ている馬」と言われていた。ドキュメンタリーのサンデーサイレンス役で出たこともあり、初期設定では女優の設定がついていたような気がする…… 「イマジナリーフレンド」「お友だち」というのは九分九厘このサンデーサイレンスの魂なのではと言われている。映画ではあまり触れられていないが、アプリではポルターガイスト現象を起こす。
皐月賞辺りまで体調が悪そうな描写をされているが、この時期は馬体重もむちゃくちゃで全く安定していなかったからだと思う。夏を超えた辺りでだいぶ身体が仕上がってきたよう。
この「お友だち」がタキオンと被って見えたのは、もちろん追いつく相手としての指標もあるだろうけど、タキオンがサンデーサイレンス産駒なのも関係しているかと思う。
菊花賞・01年有馬記念・02年春の天皇賞を勝利している。その後凱旋門賞に挑むが、脚部の問題で引退。ポッケも映画のおおよそ1年後に脚部不安で引退するので、この時代の強い馬、儚い……

 ダンツフレームは主役ポッケの勝利するダービーにおいて2着、且つ三冠レース全てに出走している。皐月賞でも2着。GⅠは翌年の宝塚記念で勝利している。
私なんかの解説よりこっちの解説のがすごい詳しいから見ておいて。休養からのダート移籍のくだりで大泣きした。ウマ娘に育成実装されたらめちゃくちゃ欲しい(未実装)。
上記三冠レース勝者の馬は種牡馬として大活躍している(ウマ娘としてはタキオン産駒のダイワスカーレットが登場しているほどだ)が、ダンツフレームは種牡馬になる前に死亡している。切ない。


・「世紀末覇王」テイエムオペラオー

最初の方に急に有マ記念の中継が始まって急にめっちゃ強いレースを見せられてしばらく見ないと思ったら急に最後ラスボスヅラして出てくる人。
唐突だけどマジで強い人です。ポッケ達のクラシックの1年前、オペラオーは8戦8勝、全中長距離GⅠを全て勝利している。ヤバイ。
どのくらいヤバイかというと(もちろん他のレースも積み重ねた上でだが)賞金額を現代換算すれば、現競走馬の中でぶっちぎりの賞金額となる。海外の方が賞金額が良いはずだが、国内のレースだけでこうなっている。各関係者がこぞって「何故か分からないけど絶対勝てない」「この馬の強さが分からないなら競馬やめた方がいい」などと言っていた馬。
そもそも現在も96年産まれで賞金額上位に未だ居座ってるのがおかしい。当時のジャパンカップや有馬記念は現在の賞金額の半分以下なんですが……
全中長距離GⅠ勝利はこの馬以外は誰も成しえていない。後ろの3レースの同年勝利ですらこの馬とゼンノロブロイの二頭しか達成していない(イクイノックスは惜しかったけど、前年の有馬で勝ってるし……とは思う)。
作中では未踏のGⅠ8勝目に王手をかけているが……


・ルー/シマ/メイ

ポッケを慕う3人組のちょい柄ワルウマ娘たち。髪の色が合わないなど差異はあるようだが、名前や流星、ほくろなどの特徴からそれぞれジャングルポケット産駒のオウケンブルースリ、ジャングルポケット(お笑いトリオ)の斉藤が所持しているオマタセシマシタ、そしてトールポピーではないかとされている。
シマちゃん、今のとこ中央まではたどり着いてないので練習とかの時にいつもへろへろでかわいい。ちょい小柄なのもかわいい。


・ペリースチーム

なんか公式サイトにも載ってないけど目立ってるしレースにいっぱい出てる人。cvたぶん森なな子さん。声が良い。
元ネタは恐らくクロフネ。外国産馬。ポッケのライバルとしても数えられていた。
この年から外国産馬はクラシックレースのうち、ダービーには出走できるようになり、「新時代の扉」はここにもかかっている。
GⅠはNHKマイルカップ、ジャパンカップダート(現在のチャンピオンズカップ)を勝利している。
映画には関係ないが、クラシックの年にアグネスデジタルと秋の天皇賞の出走権を争い、デジタル側が譲らなかったのでこちらはダートに行くこととなるが、それを見事勝利。逆にアグネスデジタルは芝のレースを勝利し、お互い芝ダート二刀流の馬となった。カレンちゃんの父。


・ナリタトップロード

前作ROAD TO THE TOP主人公。前作トレーナーと共に登場。この映画でもジャパンカップで戦うし、02年にも4~5度程度対戦する。一度ポッケにも勝つ。
ポッケと同室で、映画では一緒に併走するなどしている。オペラオーの同期。
「GⅠウマ娘」として挙げられるが、オペラオーを下し菊花賞を勝っている。


・メイショウドトウ

前作ROAD TO THE TOPにも登場。GⅠも走れるくらい大きくなって……。
有マ記念ではトプロと共に間をぶち抜かれているが、最後まで食いついてハナ差まで持ち込んでいる。
映画に描かれていない間にオペラオーを下し、GⅠウマ娘となっている(この年の宝塚記念)。



後はあんま関わってないキャラなので適当に読んで良いし読まなくても良いよ

見たい人だけどうぞ

・アグネスデジタル
たぶん01世代のペリースチーム(クロフネ)とあれそれあるから多めに出たんだと思う。ウマ娘ちゃんオタク。だいたい限界顔で映っている。

・スイープトウショウ
映画内ではセリフ無くてパンフレットにも載ってないから外見ググってください。チラチラ映るあの娘です。
おばあちゃんのサマンサトウショウがフジ先輩・ポッケと同じ調教師。フォロワーさんが話してて知った。なるほどな~

・キングヘイロー
00有マ記念でちょっと映るロングで茶髪の緑の勝負服の娘。ここがラストラン。同期に遅れ、この年に初めてのGⅠ制覇を果たす。ハルウララの同室で、廊下で彼女を怒るシーンもある。
(掛かることも心配してと思うけど)オペラオー包囲網に参加せず、しんがりから様子を伺い、その末脚で4着入線。馬券外だけど、めっちゃかっこいい。このレースのキング大好きなのでちゃんとキング入れてくれてありがとう!

・エアシャカール/ヒシミラクル/ユキノビジン
エアシャカールはドトウと同室、ヒシミラクルはダンツフレームと同室、ユキノビジンはカフェと同室。
シャカール、オペラオーたち99とポッケたち01の間の00世代でまだ走っているけど、たまたま01ジャパンカップには出走してないのよね……
ヒシミラクルは01の一つ下、02世代。03宝塚でダンツフレームと一緒に走ったはず。
ユキノビジンはもっと上の世代。

・ダイワスカーレット/トーセンジョーダン
史実でダスカはタキオンの娘、ジョーダンはポッケの息子。シチーはジョーダンのギャル友。
カフェも何人か産駒を残してるけどダンツは産駒残す前に病死してしまって悲しい。

・ハルウララ/ライスシャワー/オグリキャップ/カレンチャン/アドマイヤベガ
恐らくRTTTの流れで登場。本編にほとんど関わらないが、詳しく知りたいならこっちを見ておいてください
アヤベさん……、おもしろキャラになっちゃった……

あとなんか背景に恐ろしいくらい映り込みがある。セリフのあるヒトキャラも映画本編にはそこまで関わってないです。アプリ版で活躍していた方々。



こっからはレースや解説が要りそうな場面などの解説(だいぶネタバレ)

・プリズム

サンキャッチャー。作中では何も触れられないが、監督が言うに「新時代の扉」らしい。
勝手な解釈だと「走りたい本能」だと思う。
何故ならポッケがフジ先輩を見た時に輝きだし、ポッケが夏に自分の幻覚に負けている時に傷がつき、フジ先輩が競走を申し出た時にはフジ先輩の手にあり、フジ先輩から再びポッケの手に渡ったので。
それを考えた時のタキオン側のプリズム、ヤバイ。


・フジキセキの弥生賞

え!!!!!あるんだ!!!!!!!ってびっくりした。履修外でした。
追いつかれてからの再加速、めちゃめちゃすごい。映画でもそれが再現されてます。二段ロケットのフジキセキ~! こんなんポッケじゃなくても目を惹いてしまう……
でもこれが引退レースになってしまった。フジ先輩~~~……


・デビュー戦/札幌ジュニア(3歳)ステークス(GⅢ)
OPでポッケが走り抜けてるやつ。後者重賞ではレコードタイムを叩き出した。
このどちらのレースも2着がタガノテイオーで、アプリのポッケ育成ではツヅキレイニングとして登場している。タガノテイオーもこの世代でめっちゃ強いのでは?と期待がかかってたんですが……、ジュニア級レースで予後不良(安楽死)になっちゃって……。
「デビュー戦で新聞沙汰なのは主人公補正?」って思われそうなんですけど、本当にここの新馬戦って「伝説の新馬戦」って言われるくらいレベルの高かったものなので、新聞になってても不思議ではない。 隣は覇王の左……って書いてるけど左……ってなんだ?


タキオンがポッケの脚を触るシーン

たぶんウマ娘アニメ一期の、トレーナーがウマ娘たちの脚を触るシーンのオマージュ。


・ホープフルステークス(GⅠ)(当時はラジオたんぱ杯3歳S(GⅢ))

RTTTではアヤベさんが勝利したレース。
タキオン1着、ポッケ2着。クロフネ(ペリースチーム)が3着。タキオンとポッケが初めてぶつかるレース。
タキオンは陣営が「こんなん……勝ちやろ」と確信した通りもうめっちゃくちゃ強い勝ち方して、ポッケとクロフネを子ども扱いしたまで言われている。ヤベ~ この二人も元のレコードタイムより早かったのに……
タキオンが一番強かったって言われてたのはたぶんこのレース。


・レース中の謎の口パク(タキオン、ポッケ)

最後のシーンから逆算して、「先に行くよ」「待ってくれ」だと思う。


・有馬記念(ウマ娘ではヒト型なので、「馬」の字は点が外の2つだけになる)

中山2500m、年末(おおよそクリスマス時期)に開催されるGⅠレース。ポッケ達のホープフルステークスの数日後に開催されている。
テイエムはどうする!残り310mしかありません!(中略)テイエム来た!テイエム来た!抜け出すか!?メイショウドトウと!テイエム!テイエム!!テイエムかー!?テイエムかーわずかにテイエムかー!?で有名なレース。映画でもめっちゃ擦られてる。名有馬記念トップ10をやればほぼ100%食い込んでくるレース。
同期のドトウとトプロ、あとウマ娘内ではキングヘイロー、ツルマルツヨシ(競走中止、タキオンが見ているテレビで一瞬だけ映る)が出走している。
4コーナーカーブ時に11位で進路も塞がれ大ピンチ、その上この日は馬房で暴れ顔面を強打し、左目にたんこぶが出来ていて鼻血も止まらないというバッドコンディションも抱えていた。騎手も諦めていたほどであるが、勝負根性からかわずかな隙間を抜け出し、皐月賞で見せたような恐ろしい末脚でわずかハナ差、先頭のドトウをかわしてゴールした。作中でも石がぶつかり左目を怪我する描写がある。
トプロは9着。この時ライスシャワーの主戦騎手といつもの騎手とが乗り替わっていた。前走が実況がすごくすごいステイヤーズS(公式動画が無かったので、拙作のリンクです)だったため、主戦騎手への誹謗中傷を避ける意味合いで乗り替わっていたとされている(もうすぐ乗り替わった騎手はやめるつもりだったため)。乗り替わりに関わらずそもそも中山は苦手だったのでダメだったと思う。「無理せずに下げた」とインタビューで見た気がする。
数分しかないのに饒舌! 推しの世代のレースなので……ダイジェストでも描いてくれてありがとう……


・共同通信杯(GⅢ)

皐月賞の前哨戦レース。ポッケが勝利。ホープフルと皐月賞の間にある、ポッケが体操服で勝利してるやつ。東京開催だからね、圧勝です。


・弥生賞(GⅡ)

こちらも皐月賞の前哨戦レース。タキオンが勝利。カフェも出走している。
5馬身差圧勝だったけど、この時ちょっと調子悪かったかも?って関係者が言ってた。恐ろしい馬です。
カフェはこの辺りで脚が悪かったと言われていた記憶。作中でもめっちゃしんどそう。一か月後のレースから夏まで休養している。


・「プランA」「プランB」

アプリ内のタキオン・カフェの育成シナリオにて登場する語句。
映画ではあまり触れられないが、タキオンは「ウマ娘が持ちうる限界速度の可能性」を探ることを第一としており、それに到達する際に2つのプランを用意した。「プランA」は己の脚で限界速度へ到達すること、「プランB」は他者の脚を使い限界速度へ到達すること。
タキオンシナリオでは「プランA」を選択、皐月賞後は無理をしない走りへと切り替えつつプランBの可能性も視野に入れていたが、無事Aのまま進めることが出来た。
カフェシナリオでは映画と同じく皐月賞後に「プランB」を選択、カフェの脚でたどり着くことを目標にアドバイザーとなった。
しかし映画と同じようにカフェの走りを見、感化され、結局リハビリを重ね自らの脚で走ることを選んだ。
ポッケシナリオではそのどちらでもない道を進むこととなる。


・皐月賞

1着アグネスタキオン、2着ダンツフレーム、3着ジャングルポケット。
1番人気のタキオンが勝ったため、「アグネスタキオンまず一冠!」と実況されたほど。
しかしこのレースでタキオンは引退した。
作中では描かれていないがポッケは1枠1番を引いたためゲート入りが早く、ゲート入りをちょっと嫌がってたタキオン含め周りの馬を待っていて苛立ちが出て出遅れたので上手く走ることが出来なかった。
タキオンの関係者はここで引退することを惜しんでいたけど、ウマ娘のタキオンはアプリ版では自分の引退のこと何とも思ってないフシがある。早く走る研究さえどうにかなれば走るのは自分じゃなくても良いらしい。


・飛行機雲

兄のアグネスフライトなのでは?とする説が濃厚。飛行機雲って現れてすぐに消えるからタキオンの隠喩なのかも……


・紅茶に砂糖バカスカ入れてるタキオン

別に脚がダメになっておかしくなった訳じゃなく、元々紅茶にこの量の砂糖を入れて飲むことを好んでいる。糖尿病待ったなしすぎるので、カフェに無理矢理止められる話がアプリにある。
ちなみにタキオンはコーヒーが苦くて飲めず、カフェは紅茶が苦手。それぞれカップを間違えて飲む描写が同じくアプリにある。


・日本ダービー

1着ジャングルポケット、2着ダンツフレーム。5着にクロフネ(ペリースチーム)。このダービーの「新時代の扉をこじ開けた~!」の実況から映画タイトルは来ているものと思われる。外国産馬クロフネに対してポッケは内国産だったのでこういう言われ方をした(ついでに2001年で世紀も新しくなってる)と思われる。
この時のポッケは関係者が皆「皐月賞より仕上がりが良い、素晴らしい」と絶賛していた。フジキセキの欄参照のことがあるため、関係者メッセージでボロボロ泣いた。
新時代の扉、2001年であることを考えないとなんのこっちゃだと思うけど、「世紀末覇王」をぶっ倒すとこから考えると今映画のタイトルになっても遜色ないのがいっすね。逆に世紀末覇王はなんなんだよってなるけど、「世紀末かってくらい恐ろしい強さの馬」なら納得か。ウマ娘のオペラオーはアプリで「今は世紀末ではない」ってツッコまれた時、「ボクの前では世紀も頬を赤らめ黄昏てしまうのさ」って言ってた。
ポッケ元馬がゴール後すげーいなないてるレース。微笑ましく見られててかわいい。
ちなみにタキオン陣営も応援してくれていたらしい。良い話だ……


・夏合宿

初見だといきなり水着と浴衣の御褒美シーン入れるじゃん!?ってなるかもしれないけど、夏って本当に競走馬がお休みの時期なので……大きいレースは春と秋にいっぱいやる。馬も夏は暑いし冬は寒いので。
オペラオー、居るには居るけど徹底して表情を描いてないところがヤバイ。
ちなみに浴衣はこれこれがそのまま使われている。メインキャラだけだけど、じっくり見たかった人はここを見てください。


・札幌記念(GⅡ)

ポッケ3着。たぶん飛びぬけて1番人気で、実況でも「勝っても負けてもジャングルポケットを見ていきましょう!」って言ってた。菊花賞の前哨戦に使おうと思っていたっぽい(菊花賞がこの年の開催が早かったので、調整期間も考えて早めにしたものと思われる)。でも負けちゃって新聞グシャッてされちゃった。


・菊花賞

えっこれダイジェストにしちゃうの!? まあポッケにはそこまで関係ないからしゃーないかあ……
1着マンハッタンカフェ、4着ジャングルポケット、5着ダンツフレーム。めっちゃ雨降ってる。
上記札幌記念の勝利馬も参戦している。
カフェもすごい末脚だけどダンツフレーム道中しんがりから5着!?!?!?
関係者は勝てると思って行ったので、ちょっとしょんぼりしてた。
この後2002年の春の天皇賞でも1着カフェ、2着ポッケとなる。カフェが長距離に強すぎる。
一連の負け、不調というよりは東京じゃないのが悪いと思う。知らんけど。


・タキオンとフジキセキ
史実ではちょっと分かんないけど(一応サンデーサイレンス産駒で三冠の心半ばで引退の件が重なる、映画内でもフジ先輩がその話をする)、ウマ娘のアプリ内では結構二人で会話することも多い。フジ先輩がタキオンに振り回されていたり、タキオンにレースを見てもらってたりなどしている。アプリのポッケ育成では直接無理をしないようフジ先輩がタキオンに注意している場面がある。
また、パンフレットではポッケ陣営が「タキオンの話はしたくない」と挙げたことを、フジキセキと重ねたのではないか?という話が載っていた。なるほどな~


・オペラオーが「結果的に1着」だったレース

01京都大賞典。ステイゴールドが1着入線だったが、そのステイゴールドがナリタトップロードと接触したとして失格、2着のオペラオーが繰り上がり入線。
なので厳密には負けてるけど、強さの証明のために「結果的に一着」を目立たせてくれて良かった。
このレース、トプロの騎手がすごい派手に飛んで強く身体を打って緊急搬送されている。オペラオーのオーナーがステイゴールドの騎手……だったかな、に危険な騎乗としてめっちゃ怒ってたらしい。ちょっとオペトプ感じる(カプ厨)
あとこの事故があったおよそ一か月後がジャパンカップなんだけど同じ騎手の方が乗っている。どうなってんだ?(しかも3着)


・ジャパンカップ

東京2400m、11月末に開催されるGⅠレース。日本ダービーと同じ条件での開催。
実況の最強馬の意地を賭けた一騎打ちから「最強はオレだ」「最強を掴め」のキャッチコピーが入ってるのにレース見て気付いた(遅い)。もう第一報の時点でジャパンカップ決まってたようなもんじゃん!
1着ポッケ、2着オペラオー。ゴール直前までオペラオーが先頭だった。内国産3歳での1着は初めて(3歳での勝利自身はエルコンドルパサーなどが居る)。すごい。
まあオペラオー居るしな……って感じで、とりあえず掲示板とか馬券内に入れば……と関係者が言っていた。でも勝っちゃった。関係者が騎手さんがすごかったって褒めてた。騎手さんも勝ったのめっちゃびっくりしてた。かわいい。
このレースは3着がナリタトップロード。2着のオペラオーと3馬身半離れている。ドトウは調子が悪かったと言われており、5着。これまで前回の秋の天皇賞の2着オペラオー3着ドトウも合わせオペラオーの次に入着していたのを譲っている。


・良い感じの場面で使われる橋

是政橋。東京競馬場の近くにある橋。
東京競馬場のタキオンが居た位置からここまで走ってくるとちょうど2.4kmくらい、ジャパンカップと同じ距離になるらしい
ちなみに他の街中の背景も恐らく府中な気がする……。 会見時のモニターもあるって。
府中に行った際に写真撮ってきたよ

この橋撮るのに移動時間食っちゃって他のとこ全然回れなかったけど。東京競馬場の外周と入口付近だけは見れたけど……


・最後のレース

史実では有り得なかった夢の共演! 多くて菊花のポッケ・カフェ・ダンツ3名だったので……
アプリ版ではもうちょっと説得力を出すために、超良い設備でリハビリをしてタキオン(カフェ、ポッケも)が復活するくだりになっている。アプリ版では距離適性の問題でダンツは来られなかったけど……


・ウイニングライブ

プリキュアもEDで踊るじゃないですか、戦う女はEDで踊るんですよ
ウマ娘内では「レースを見に来てくれた人への感謝の気持ちとして行う」ライブ、という設定。
基本的にレース後のライブは1着がセンター、2着3着もステージに立てるが4着以降はバックダンサーをさせられる過酷な世界。映画のライブは順位関係なさそう。


・うまぴょい伝説

宗教。スタッフロールの長さに合わせいつもより長い。
スタッフロールにイラストとか無いストロングスタイル! たぶん前作RTTTと合わせてる。


小説版

ある。映画と基本的には同じ話だが、コミカルな描写はカットされていたり、代わりに菊花賞がフルバージョンだったりとかカフェ・ダンツの出番が増えていたりする。
でもたぶん映画から入った人にはオススメ出来ないかも……挿絵も無いし、急に知らないウマ娘の名前が挙がってきたりするので。ウマ娘ファンの人が読む用な感じがする。(勝手な感想)